令和になっても変わらないもの。変わるもの。

2019年もマジックナンバーあと2つになった。

今年も相変わらず、12月までビニールハウスの増設、そして今は決算期を目の前にして

その準備に追われている。

毎年年末まで忙しいのは、未来に向かう投資と現状に対しての疑問と向上心、そして今に取り残されるという恐怖心があるから。

「周りに流されない」ということや「自分のライフスタイルを変えない」ということと

「出来ない言い訳を考える」ということと「金銭的、経営的責任を全うしたうえで・・」というのは全く別の事。

義務を果たした上で権利を主張するのは、誰もが納得してくれるので、その上で色んな方法論や、ライフスタイルはまさに「かっこいい」し「憧れ」になるもの。

 

やっぱり、経済的責任や、経営的責任を考えると「やりたいこと」が先ではなく「やらなければならないこと」が先に来る。

「好き」「嫌い」や「出来る」「出来ない」じゃなくて「やる」か「やらないか」という発想でものを考え行動する人と接していると、未来と人がどういうところに集まるのかを学ぶことが出来る。

人が集まらない場所にはもちろん、人が育つ環境は存在しない。

人が育つ環境が無い場所には、歴史や伝統は存在しない。

人が「育つ」にはそこに「学べる環境」と「学べる人」が存在する。

そういう環境が継続し続けるから、そこには歴史や伝統や文化があり続ける。

 

こういうことがまず「頭で」理解していれば「当たり前」など何一つないことに気付くし、気付けばそれを「意識して」生活するようになる。

「意識して」生活していると「変化」に気付くようになる。

「変化」に気付くと「対応」し「行動」が変わってゆくもの。

 

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんも言うてました。

「伝統っていうのは変化しないから伝統じゃないんですよ。その時代、その時代に受け入れられてこそ継続し続ける。その結果が伝統として今に至る」と。

 

昔した苦労や、自分がされて嫌だったこと、無駄だと感じたことを次の世代にそれを送って、自分は知らんふりして、頭の上を通過するのだけを黙ってみていても、それはまた同じ思いを繰り返すだけ。

無駄な時間や自分がされていやだと思うことに時間を費やすことに「汗をかく」のじゃなくて、それを次世代がそういう思いをしないように、次世代に耳を傾け、時代の変化に耳を傾け、「変化させること」や「それに伴う責任を次世代に送らないこと」に「汗をかく」のが本当の先輩としての「仕事」なんだと思う。

 

そういう「先輩」のいる場所に人は集り、育つからまたそこに伝統や文化が新たに生まれて社会が構成されて継続する。

 

いくら、ドローンが飛んでも、トラクターが全自動化しても、メールやパソコンで処理できるものが増えても、それは処理できるものが簡素化されただけであって、人を育てるのは「簡素化」できない。

むしろそういう時代になってきたからこそ、じっくりと時間をかけるべきだと思う。

 

明日は大みそか

北海道は猛吹雪の予報がでているけど、今日は穏やかな天気。

来年は、穏やかな1年になってほしいもの。