我慢するしかないでしょうね

今年は北海道の農業はかなりのダメージを負っている状態。
うちはアスパラを主力作物にし、夏にはトウモロコシを作っているが
春は、アスパラの最大の敵「霜」から始まり、干ばつ、長雨、台風に地震、そしてブラックアウトである。
今年は、ほぼ考えうる自然災害をすべて味わった。
秋になってからは、台風の翌日が地震で、そして停電だった。

うちも出荷するはずだったトウモロコシは、干ばつと長雨で受粉が上手く行かなったかったのだろう。
小さいうえに、先端まで実が入らないものがほとんどだった。
後半、少し持ち直して期待していたトウモロコシも台風で、葉っぱは裂け裂けで、横倒しになり
結局先まできっちりと身が入らずじまい・・・

しかし、近年は50年に一度の大雨がほぼ毎週、日本のどこかで降っている状態で、
日本のどこかで毎週地滑りや、洪水や河川の氾濫に決壊が起きている。

もう、昭和の気象ではないのが事実。
こういう気象に対応していかざるおえないが、人知の予測する範囲、及ぶ範囲を
超え始めていると感じるのも事実。

農業を行っている各地域の生産者それぞれが感じ始めているであろうことだと思うが、
作付け作物の変更や、あるいは時期によっては、作付けしないという選択肢も
今後本当にあるような気がする。