2022-01-01から1年間の記事一覧

チャレンジする人を応援できる人と足を引っ張る人

自分が就農してもう20年過ぎたが、就農当初から応援して下さった方とは未だに交流が続いているし、当然のことながらお世話になった「義理」がある。 お世話になった方の後継者の息子さんにある時言われたこと。 「僕たちより、押谷さんの方が農業経験長いん…

ドラマが起こらないのは・・

今yuoutubeで、引退したレジェンドたちが語るリアルなプロの現場の話を聞いていると、やっぱり面白いし、まあ、自分の職業でも共通点ばかりだなと感じることは多々あるの。 先日は、ミスタータイガース掛布さんと、先日引退した鳥谷さんの対談。 年…

戦略と選択と

スポーツを経験した人間はすぐに理解できる事だろうと思うが、(スポーツでなくても囲碁でも、将棋でも、経営でも同じだけれども)勝利するには日々の練習はやって当たり前。しかもレベルの高いところで勝利するにはそれだけレベルの高いの日々の練習を「や…

傾向と対策

大学受験をした時に、今でもあるだろうがいわゆる「赤本」という参考書で勉強したもの。赤本は俗称で「傾向と対策」と呼ばれる志望大学の「過去問題」が集められた本である。 この本に乗っているのはあくまで過去問題であって、この本を使って勉強する「目的…

今年もいよいよ・・

北海道の農業は「見た目」では銀世界に覆われて何もしていない「ように」思われている方が多いと思いますが、実は、農産物を生産して出荷している「以外」の時間が農産物の出来、不出来に大きく影響しています。 同業者の人からでさえ「冬の間何してるの?」…

前に進むために必要な2つの能力

コロナの影響で世界中の産業で様々な変化の必要性が迫られて、すぐに対応して変化した産業と変化できずに出遅れた産業で明暗の差が分かれてきた・・。 どんな産業も共通項だけれど、自分が現在身を置く「農業」という産業でいうと・・。 栽培技術書や、肥料…

農業の世界も就職面接の時代

就職面接を受けて無事企業採用が決まり、その後に人事部の採用担当の人と話したことがあるが、その時にこういうことを言っていたことを思い出す。 「うちが欲しい人材は、他の企業も欲しいはず。だから、大抵、合格する人間は複数社合格するはずなんよ」と。…

小さな芽を見逃さないこと

寄らば大樹の陰ということわざがあるが、まああんまりいい意味で使われる事が無い。 植物も同様、陰で育つとひょりょひょりょで弱弱しく、根張りも少なく育つ。 こういう流れに乗っかているのは楽だろうけど、俯瞰的に考察するとそれは凄く怖いことだと気づ…

「本当の」先輩から学ぶ

反面教師という言葉があるが、当然のことながら教師があっての反面教師である。 ちゃんと未来を導いてくれるように、目の前の安っぽい答えや金を与えるような人間としかかかわってこないと、後々泣くことになるけれど、それはそこに来て気付いてももう取り返…

「間」と「嗅覚」

仕事が終わって、自分が、唯一ゆっくり何も考えないでいる時間を持てるのは「風呂」で落語や昔のPAPEPOテレビを聞いているとき。 さすがにプロだなと思うことは、何度聞いても面白いこと。古典落語なんかは、話す内容は全く同じなのにも関わらず、その人によ…

答えのない場所でいくら答えを探しても・・

農業を始めて20年以上がたつが、年々産業としてのスピード感が増してくるのと、小さな世界観や歴史観で産業を捉えていてももう限界点を超えてきたなと感じる。 そもそも(農業だけに限らず)が変化してしまうと、あるいはそもそもが最初から間違った方向に進…

壬寅年(みずのえとらどし)

2022年は十干の壬(みずのえ)と十二支の寅の壬寅年にあたるのだそう。 「壬」ははらむ、生まれる、厳冬、沈滞を、「寅」は動く、芽吹く、新しく始めた段階といった意味があるらしい。 合わせると、厳しい冬を乗り越えて、新しく立ち上がり動き出すというこ…