情報と咀嚼力

スマホや携帯を持つ事、PCやクラウド管理を行う事で簡単に情報や数字やデータが手に入る時代になった。数年前に比べると、簡単に「答え」が手に入る時代になったんだなと思う。

一方でそれだけに頼っていては、情報操作されればいとも簡単にそちらに行動を規制、操作、誘導されていることに気付かなく生きている。

自分はよく言っている事だけど、農業の世界でクラウド管理が進み、PCで全自動管理が可能になり、誰が作っても簡単にトマトの糖度が12度ぐらいになってしまうといつの日か

「昔のあんまり甘くないトマト食べたいよなー」とか

「昔の青臭くて土の香りのするトマト食べたいよなー」とか言う時代が来て、「甘くないトマト」の価値が上がる時代がやってくるんじゃないかと思う。

便利を「簡単に」手にした人と、「不便」を創意工夫で「自分流に便利に作り替えた」人とは、全員が同じ答えを持つようになったときに「意図的に」マイナス要因やプラス要因つまり、「違い」を引き起こす事が出来る。

他者依存して「自分で考える」という事を一度味わってしまい楽な方向に行ってしまうと、それがいつのまにか「習慣化」し、もう「しんどい」方向には戻れない。

常に自分で様々な変化や、情報を「咀嚼」して「判断」することを習慣にしていると自然と嗅ぎ分ける「臭覚」が身についてくる。つまり、感性が育つ。

未来を構築するのは「過去」データじゃなく未来を「想像」する力だから、これはスポーツの世界や麻雀の世界同様、「根拠のある確率論」になる。

昭和時代のように、同じ仕事なら「より安く」「より早く」が価値基準として評価された時代から、「ないモノを生み出す」つまり、「自分でこうなりたい」「こういう世界を作ろう」という「解」を想定し、その過程を構築し、計画を逆算し、必要なものを収集するということを「オリジナリティーを持って」これも他者依存することなく「行動」しないと、消えてしまう時代に変わってしまった。

楽は苦の種、苦は楽の種

人生はプラスマイナス同じ

高くとぶやつはその分しゃがんでる

これからの差は、これまでの差が出る時代にかわるだろうな。