農業の機械化の疑問

農業の世界では、従業人口が減少している。

これは、周知の事実。

で、よく聞く自動化とか無人化とか・・・

うん・・・?

自動化することや、無人化する事は確かに賛成。

人の負担も下がることは大いにやるべきだし、3Kを回避できたり、労働生産性が上がったり、労働時間が削減されることは賛成。

だけど・・

人がいなくなるからという原因と省力化、簡素化、便利化することは別の因子から派生したことじゃないのかなと思う。

 

その会社、地域にから人がいなくなる、辞めるってことは、人を引き付けるだけの人がいないからじゃないのか?と思う。

現に、若い人が1次産業に集まらないわけじゃなくて、集まるところには集まり、教育を受け、巣立ち、地域に定着する。また、学びたい人のいる会社には人が集まり、その会社を支える。自分も魅力的な農業経営者、個人経営者にお会いするが、そういう魅力的な人のもとで働きたいと思うのは分かるし、話をしていても面白いし、学ぶことは多いし、一緒に出来ることってないかな?とか思う。

そこに、個人や会社が存在するから地域が形成されるし、地域が存在するから商業ベースで採算にあうと見込める施設が参入してくる。

分母が大きいほど、選択の範囲も広がる。会社組織も地域運営も同様。

危機的状況に気付かないから危機に陥るわけで、気づかないのは、変化に気付かないか、気づいても変化に対応するだけの引き出しが存在しないからではないか?

人がいなくて機械化よりも、人が集まる会社で機械化すればなおよいわけで、マイナス要因を置いたまま補うのではなく、マイナス要因を払拭した後に機械化した方がより良くなると思う。そうすれば、その機械の有効活用法を多角的視点で考えたり、ここがあればより便利だと考える視点が増える。

 

使えないソフト(頭の中)のままで、HDばかり大きくしても、周りのソフトはそもそも最新のOSにしか対応しなくなってゆくだけ。

自分の能力に応じた容量で、無駄を省き、常にOSをアップデートしていれば、常にピカピカの最新のソフトはいくらでも利用できる。

外見は年代物、クラッシックなのに、中身のOSはピカピカなんて、逆にそれはかっこいいもんだな。