日本一になるやつらは・・

大学時代にアメリカンフットボール部に所属し学んだ最大のこと。

言われれば単純なことだけど、気付かずに一生を過ごさないで良かった。

当時のカスチームだった時にコーチが言ったこと。

「日本一になるやつらはな、日本一アメフトの事が好きやねん。

 お前らちゃうやろ。

 暑かったら、アメフトするより休みたいやろ?

 痛かったら、アメフトするより休みたいやろ?

 眠かったら、アメフトするより休みたいやろ?

 上手く行かんかったら、全部人のせい、グラウンドのせい、雨のせいやろ?

 アメフトするより、デート優先やろ?

 そうやねん、お前らはアメフトよりそっちが優先やから弱いままやねん。

 日本一になるやつらは、お前らと逆で、それ全部捨ててでもアメフトに時間割いてるねんで。お前らが知らんだけの話やねん。

 日本一になるあのチームはな、家でご飯食べながらでもテーブルの下で足でタオルを丸めながらご飯食べてるねんで。何のためか分かるか?足の指の感覚と、強化のためや。あんだけ上手い奴らが、更に素早い動きを目指すからそこまでするねんけど、日本一を目指すあいつらの環境はそれが当たり前や。

 お前らは、今の環境しか知らんからこんなぬるい環境でちょっと練習量が増えたぐらいで、やれしんどいやら、暑いやら、休みたいやら言うてるだけやねん。

 そんなんで上手くなれるわけないやろ。上手い奴らは上手い以上に努力する。それは上手い奴らの相手チームも同じだけのことやってるからや。

 お前らおんなじ4年間でこんなレベルでえーか?えーんやったらそれでええねんで。

 決めるのはお前ら自身やからな」

単純なことではあるが、確かにそうなんだ。

 これは今、仕事においても全く同じことが当てはまる。

そう、好きじゃない人がやっている仕事と、好きでやっている仕事とはやっぱり伝わるもの、結果、仕事の質が全く違う。これは年数なんて何の意味も持たないと実感する。

それは、今でもなおTOP OF TOPの方たちの「姿勢」を肌で感じることができる機会があるからで、こういうチャンスを持たないとこういう感覚を感じることはできない。

 嫌いな上手くならないのはあたり前。

 好きになるまでやれば、楽しくてしょうがないし苦にならないものだけど、途中でやめれば何をやっても同じことの繰り返し。

上手い人は、そのことが好きなのは、スポーツの世界も、造園の世界も、農業の世界も、公務員の世界も、サラリーマンの世界でも共通だわ。