価値について

先日、とある有名な農業経営者の方、そしてまた有名な料理人の方とお話しした時のこと。

「うちと、押谷ファームはスタートも違えばゴールも違う。それぞれに農業に対する考え方も違うのはあたり前。
 そらね、当たり前でしょ。スタートからして違うし、歴史ももゴールの設定も違うんだから」と。

ほとんどの場合、きっちりと自営し、自立している経営者の方々は当然、各々の経営ビジョンとそれに伴う
「生き方」がスパンと筋になって見えるし、論理的に整合性が合う。そしてまた、その通りの道を築いてこられた「結果」を持っているもの。考え方を強要もしないし、異論も「それ面白いよね」となる。要するに、ゴール設定が出来ていれば「周りがどうあろうと」自分の人生を歩むだけだという確信がある。

「価値だよな。仕事の価値。自分にしかできないことはなんなのか?他ではできないことは何なのか?ここに来たくなるのはなぜなのか?代替品で事足りることや、自分のものでなくてもいいものなら、それは価値のある仕事になりえるか?」

こちらは別の話

平昌オリンピックが終了して
オリンピックには数々のドラマがありましたが、この人たちは
「人生の中にスポーツがあるのではなくて、スポーツの中に人生があるんですね」

それぞれの人生と考え方はそれぞれですが、自分が感銘を受けたり、心を動かされるのはこういう人たちなんだとつくづく思ったし、こういう方向性と考え方を持つ方々と仕事をする機会が与えられているのは幸せなことだとつくづく思う。